卒園式・卒業式の母親の服装はマナーを守って 2024おすすめママコーデ
これでOK! ハレの日にふさわしい、卒園式・卒業式の母親の服装マナー
卒園式・卒業式の主役は、子どもたち。つい気合いが入ってしまうママの気持ちもわかりますが、あくまで母親は脇役。保護者として、子どもよりも目立たないように気をつけましょう。卒園式・卒業式は入園式・入学式よりも格式が高いとされています。フォーマルなスーツが服装マナーと心得ましょう。
卒園式・卒業式の服装マナーは、“セミフォーマル=準礼装”が正解
ドレスコードには、式の格式によって“モストフォーマル=正礼装”“セミフォーマル=準礼装”“インフォーマル=略礼服”の3種類があります。卒園式・卒業式は、フォーマルほどかしこまる必要はありませんが、フォーマルをベースにした“セミフォーマル”が適しています。一般的な結婚式や披露宴の装いをイメージしてみると、わかりやすいでしょう。派手になりすぎないよう注意しつつ、上品なセレモニースーツにアクセサリーなどで少し華やかさをプラスした服装がおすすめです。
落ち着いた華やかさのあるセレモニースーツ、ワンピース×ジャケットが定番
きちんと感のあるスーツスタイル、より女性らしさが演出できるワンピース×ジャケットが基本です。上下を同色、同素材で揃えることが、格式高い服装とされています。スーツは、ビジネススーツよりも少しデザイン性のある華やかなセレモニースーツがベター。七五三やお受験で着用するスーツがイメージです。ワンピースはひじが隠れる袖丈を選び、ジャケットを羽織るのが定番スタイル。カーディガンやストールを合わせるのはNGです。スカートやワンピースの着丈は、ひざ丈よりもひざが隠れるミディ丈がマナーと心得て。
パンツスーツが人気上昇中! ビジネススーツを着回すなら、セレモニー感を忘れずに
スーツといっても、ボトムスをスカートにしようかパンツにしようか悩みどころですよね。最近は、パンツスーツの母親が増加中です。というのも、式典会場の出入りや写真撮影などでしゃがんだり、係などを担当していたりすると、意外にも動く場面が多くあるからです。そんなときは、パンツスーツが動きやすくて強い味方に! いつも着ているビジネススーツを着回す場合は、インナーやアクセサリーで花を添えるようにしましょう。今では少数派ですが、もちろん、着物という選択肢もアリです。
スーツの色は「ダークカラー」が基本。入園式・入学式に着回したいなら、ネイビーが万能
卒園式・卒業式に着るスーツの色は、ブラック、ネイビー、グレーなどの「ダークカラー」が基本です。門出の日でもありますが、一緒に過ごした友達やお世話になった先生方とのお別れの日でもある卒園式・卒業式。祝福ムードいっぱいの入園式・入学式であれば、明るいベージュやホワイトのスーツもOKですが、卒園式・卒業式ではダークカラーを選びましょう。もし入園式・入学式にも着回したいなら、ノーブルな印象のネイビースーツが万能です。どんな色とも相性がいいので、バッグや靴などの小物類とも合わせやすいでしょう。ツイード素材ならエレガントで華もあるので、どちらの式典にもぴったりです。
ブラックフォーマルは着てもOK! 喪服見えするものは避けて
ブラックフォーマルは、慶弔時に着用する礼服です。卒園式・卒業式に着ても、マナー違反にはなりません。ただデザインや素材感がいかにも喪服っぽい印象を与えるものは避けましょう。また礼服を着るときは暗い印象にならないように、プラスするアイテムでバランスを取ることが大事です。すっきりとしたノーカラージャケット×テーパードパンツのシンプルなスーツは、世代を問わず着こなせるベーシックな基本スタイル。プリーツディテールのデザインブラウスやクラシカルなヒールローファーを合わせれば、今っぽさがプラスされます。ホワイトのバッグで軽やかに仕上げましょう。
私立は園や学校によって雰囲気が違うもの。先輩ママに話を聞いておくとGOOD
公立に比べ私立は、その園や学校ならではのカラーがあります。同じ園や学校の先輩ママ、先生らに、どのような服装がいいか様子を聞いてみるのもひとつの手。正統派のセミフォーマルが求められる場合もあれば、「そこまで堅苦しくなくても大丈夫だった」という声もあります。セミフォーマルよりも、よりカジュアルな“インフォーマル=略礼装”がOKな園や学校なら、ジャケットなしのスーツや上下の色や素材が異なっていても問題ありません。事前に雰囲気をつかんでおくことが、私立ならではの失敗しないコツです。
おしゃれに差がつく! 卒園式・卒業式におすすめなお手本ママコーデ
卒園式・卒業式に何を着ていけばいいか悩んでいるママに向けて、おすすめのお手本コーデをご紹介します。厳かな式典で保護者として浮かないためにも、自分の年代とマッチした服装かどうかもポイント。年代別のママコーデを参考に、おしゃれママを目指しましょう!
幼稚園、保育園の卒園式は、動きやすさもポイント。ネイビーのセットアップで軽やかに
20代ママははうっかり幼く見えすぎてしまうことがあるので、一人浮いてしまわないように注意しましょう。ネイビーコーデであれば、品よく落ち着いて見えるのでおすすめです。逆に、フォーマル感をアップさせるために、真っ黒すぎるのもNG。パールのブローチをプラスして、顔まわりを明るく演出してバランスを取りましょう。
小学校の卒業式は、自由度がアップ⁉ デザインブラウスを合わせたグレースーツでこなれ感を
小学校によっては制服がありますが、一般的には私服の小学校が多いですよね。そのため、卒業式の子どもたちの服装は、思いのほかカラフルです。そういった点でママコーデも、少し自由度が高めかもしれません。子どもに合わせて重くなりすぎないよう、30代はかっこいいママコーデ、40代はおしゃれなママコーデを目指し、節度をわきまえながら自分らしいスタイルを楽しみましょう。マニッシュな印象のダブルジャケット×ストレートパンツのスーツは、こなれた印象に仕上がります。グレーを選ぶことで、おしゃれ感もアップ。ボウタイやタックなどフロントにデザインのあるブラウスは、ネックレスなしでも襟元が華やぐのでおすすめです。
中学校、高校の卒業式は、ニットとスカートのセットアップでシックに
子どもが制服で参列することが多くなる中学校、高校の卒業式は、シックにまとめるのがベター。クラシカルなシルエットのホールガーメントのニットとスカートのセットアップは、40代、50代の母親にも似合うエレガントなコーデです。プラステのホールガーメントニットは、生地にハリがあるので、体型カバーも叶えてくれる優秀アイテム。バールのネックレスととショートブーツを合わせて、シンプルなネイビーのワントーンコーデにこなれ感をプラス。
これで最後! 大学の卒業式は、40代、50代の大人ママならではの異素材MIXで差をつけて
母親として参列する学校の卒業式も、これが最後。大人ママたちの40代コーデ、50代コーデとしておすすめなのが異素材の組み合わせです。普段使いできるノーカラージャケットにボディラインを拾いにくいホールガーメントニットのワンピースを合わせました。異素材MIXコーデで、年齢を重ねた40代、50代の大人ママならではの余裕のあるおしゃれを楽しみましょう。
大きいフリルタイのブラウスを合わせれば、パンツスーツも女性らしい着こなしに
普段使いのスーツでも、今シーズントレンドの大きめのフリルタイのブラウスを合わせれば。着こなしがぐっと華やかになります。ボウタイは視線を縦に落として、Iラインを強調してくれるので、シルエットをスッキリ見せてくれます。またハンサムになりがちなパンツスーツに女性らしさをプラスできます。ボウタイブラウスと脚長に見えるセンタープレス効果のあるパンツコーデなら、細見えと今っぽさが同時に叶います。
ハレの日でもある卒業式。控えめながらも、エレガントで華やぎのあるコーデに仕上げるためには?
ダークカラーの服装だと、一歩間違えると喪服のように……。そうならないためにも、服装以外にも卒園式・卒業式にふさわしいマナーがあります。ヘアメイクやアクセサリーなどで、ワンランク上のセレモニーコーデを完成させるための極意をご紹介します。
盛りすぎ注意! セレモニーにふさわしいナチュラルなヘアメイクを
卒園式・卒業式だからといって、わざわざサロンへ行く必要なし。いつものナチュラルなヘアメイクの延長線上と思って、丁寧にセットすればOKです。スタイリングに自信がないミディアム&ロングヘアの人は、ひとつ結びでも問題ありません。華美になり過ぎず、清潔感のあるメイクとスタイリングを心がけてください。ピアスやイヤリングをプラスすれば、横顔も華やかに仕上がります。また、ネイルはベージュや淡いピンクのワンカラー、フレンチなどで、上品な手元を演出しましょう。
アクセサリーは、パールが定番。ゴールドのアクセを組み合わせてモードに決めても
やはり定番は、清楚で上品なパールアクセサリー。ネックレスなら、ロングタイプや二連タイプも華やかに仕上がります。ピアスとネックレスをパールで統一しつつ、ゴールドネックレスをさらにレイヤードし、モードに演出するのも今っぽくておすすめです。特別な日だけに着飾りたくなってしまいますが、華美になりすぎないように気をつけましょう。
一気にセレモニー感がアップするコサージュは、大きめで華やかなものが◎
着回しが効くシンプルなデザインのスーツでも、つけた瞬間、顔まわりが華やかに見違えるコサージュ。生花のように見えるコサージュだとコンサバすぎる場合は、パールをあしらった落ち着いたカラーのデザインコサージュががおすすめです。存在感のある大きめデザインで、視線を集めましょう。
意外と後回しになりがち⁉ 卒園式・卒業式に、+αで注意したいポイント
卒園式・卒業式の基本のコーデや失敗しないためのマナーをマスターしたら、次は+αで気をつけたい細かなポイントをチェックしましょう。ついつい後回しにして当日焦ったり、忘れがちなあれこれをピックアップ。最高の一日を迎えるためにも、下準備は抜かりなく!
タイツはNG! ベージュのストッキングで、パンプスはヒールが高すぎないものを
ストッキングの色は、薄いベージュが望ましいです。黒いストッキングは、「喪」のイメージが強いので避けましょう。また寒いからとタイツをはくと、カジュアルな印象に。もちろん、生脚は問題外! パンプスは、高すぎないヒールを選びましょう。派手なデザイン、つま先が見えるサンダル、ミュールはNGです。
フォーマル感のある小さめバッグがマスト! 念のため、サブバッグも用意して
卒園式・卒業式のママコーデに合わせるなら、きちんと感のある小さなハンドバッグがおすすめです。クラッチやチェーンバッグなどは、フォーマル感に欠けるのでNG。屋内の式典会場に入る際は、はいていた靴やしおりなどを持つことになるので、少し大きめのサブバッグを持っていると便利です。サブバッグもスーツに合わせて、無地のダークカラーを選ぶようにしましょう。
天候によっては、まだまだ肌寒い時期。寒さ対策は万全に
少しずつ春めいているとはいえ、天候によってはジャケットだけでは肌寒い時期。式典の会場が冷えていたり、屋外での撮影があったりするので、防寒対策は必須です。出発間際に着るコートで悩まないように、トータルコーデとして準備しておきましょう。ひざ掛けになるブランケットや使い切りカイロなども忘れずに。
カメラの充電をしたら準備完了! 思い出に残る一日を
卒園式・卒業式にまつわるマナーをひと通り学び、母親としてふさわしい服装や小物の準備が整ったら、あとはハレの舞台を待つのみ。当日、カメラやビデオの充電を忘れていた、メモリがいっぱいだった、なんてミスのないように! 子どもの成長をお祝いしながら、特別な一日を過ごしてください。
※モデルおよび写真画像の商品は一部欠品および品薄になっている場合があります。あらかじめご了承ください。