【メンズ向け】
男性のオフィスカジュアル・ビジネスカジュアルにおすすめコーデ紹介
「ビジネスカジュアル」と「オフィスカジュアル」の服装の違いとは?
近年はビジネスシーンでのカジュアル化が進み、シャツとネクタイと革靴を一揃えした旧来のスーツスタイルは減りつつあります。夏のノータイも広く認められ、重厚なスーツから軽快なセットアップに、足元は革靴からスニーカーへ、シャツ代わりのニットやカットソーなど、許容されるカジュアル要素が幅広くなっているからです。とは言え、あくまでも仕事着ですから、何でもいいという訳ではありません。職種によって違いはあるものの、やはり社会人として失礼のない見た目と清潔感は絶対条件です。
そこで登場するのが「ビジネスカジュアル」と「オフィスカジュアル」です。どちらも同じように捉えてしまいがちですが、この2つにはちゃんと違いがあるのです。まず、ビジネスカジュアルとは、“カジュアル要素も取り入れながら来客や訪問にも対応できる服装”で、オフィスカジュアルとは“カジュアル要素を取り入れたオフィスに相応しい服装”と定義することができます。より単純化すれば、社外でも通用するのがビジネスカジュアルで、社内だけで通用するのがオフィスカジュアルと覚えておきましょう。
ビジネスカジュアルとオフィスカジュアル、コーデのポイントは?
ビジネスカジュアルとオフィスカジュアルのコーデには、いくつか確認しておくべきポイントがあります。ポイントさえ押さえておけば、コーデを決めるときの指標ができ、自信を持って服装を選べるようになります。それでは具体的なポイントを見ていきましょう。
まずは職場の雰囲気をしっかり読み取る
職種や職場によってカジュアルの許容範囲は大きく異なり、就業規則で具体的な着こなしまで規定している場合もあります。新卒や転職など新入社員の場合は、まず周囲の先輩や同僚の着こなしを観察して、どの程度のカジュアルさがベストなのかを確認しておきましょう。また、カジュアルフライデーやクールビズなど、曜日や時期によっても許容されるカジュアルさが異なります。
「清潔感」「サイズ感」「色彩感」の3つを意識
絶対に避けるべきは、だらしなく見えてしまう服。私服としては何ら問題ありませんが、パーカやスウェットなどカジュアル過ぎるアイテムは当然ながら仕事向きとは言えません。次にサイズはジャストなものを選ぶこと。サイズが大き過ぎるのも小さすぎるのも周囲に違和感を抱かせてしまいます。また仕事着として選ぶべき色は、ネイビー、グレー、ブラックを基本として考えましょう。
Style Tips 1. ジャケットは素材によって印象が異なる
スーツやジャケットの多くには滑らかで艶があるウール(梳毛)が用いられ、フォーマルな印象を与えます。一方、春夏用のスーツやジャケットにはリネンやコットンが用いられることもあり、ともにややカジュアルな印象を与えます。また、これらの天然繊維の風合いと化学繊維の機能性を組み合わせた素材もあり、その表情もウール風なものからコットン風なものまで、原料や織り方で違いがあります。
Style Tips 2. ジャケットなしでもダサく見えない
春夏は特にジャケットを脱ぐ機会が増えますが、そのときにインナーが汗染みだらけだったり、ボディラインが顕になってしまったり、残念な見え方になってしまうことにご注意。こういう場合は適度にハリ感があるニット素材のモックネックやポロシャツをインナーにすると、汗染みも目立たず、ボディラインを拾わないので清潔感をキープできます。同色もしくは同系色のカーデを重ねれば、冷房が効きすぎたオフィスや昼夜の寒暖差がある日も安心です。
Style Tips 3. パンツの丈を意識して足元をすっきりと
クラシックなスーツスタイルの場合は、パンツの裾が革靴に少しかかるワンクッションが鉄則とされていますが、カジュアル要素が許容される近年のビジネスシーンの場合は、パンツの裾がシューズやスニーカーにぎりぎりかかるか、かからないくらいがベスト。膝を曲げると少しソックスがちらりと見えるくらいだと、すっきりと軽快に見えます。特にテーパードシルエットのパンツとスニーカーの場合は、スマートな印象を与えてくれます。
やっぱり日々のケアが楽チンなアイテムがいい
せっかく選び抜いた仕事着も慌ただしく過ごしていると、シワだらけになったり、気になるシミができたり、嫌な臭いが残ったり…。とは言え、その都度クリーニング出すのも面倒だし、費用も嵩んでしまいます。そんな悩みを解決するのが、自宅の洗濯機で洗えるジャケットやパンツなどイージーケア商品です。生地そのものに復元力と速乾性を持たせたプラステのアイテムなら、日々のお手入れも楽チンなので、ビジネスにふさわしい清潔感を維持することができます。
プラステ編集部おすすめ世代別・季節別のビジネスカジュアルコーデ
こちらでは、20代、30代、40代の世代別、季節別のビジネスカジュアルコーデをご紹介。ビジネスシーンで違和感のないセットアップスタイルが中心です。
【20代男性におすすめの春夏ビジネスカジュアルコーデ】
引き締め効果の高いブラックのセットアップで精悍に見せる
社内はもちろん外出先でも失礼がないように、セットアップが基本。グレー、ネイビー、ブラックという定番カラーから、最もフォーマル度の高いブラックを選び、革靴を合わせればシーンを選びません。フットワークの軽さを求められる20代は、通勤や外勤で動き回ってもストレスのないストレッチ素材で、復元力が高くシワになりづらい素材を選ぶとモアベター。インナーにバンドカラーシャツを合わせてこなれ感を演出すれば、就活中の大学生に見えることはありません。
【20代男性におすすめの秋冬ビジネスカジュアルコーデ】
スリムでも動きやすいネイビーのセットアップで爽やかに
プラステの定番セットアップのジャケットは、スリムフィットながらもストレッチ性に優れた素材で仕立てているので窮屈さを感じさせず、ジャケットを着慣れていない20代でもすんなり着こなせます。ウールライクな表情も併せ持っているので、秋冬用としても違和感がありません。2つボタンでノッチドラペルという正統派のデザインなので、レギュラーカラーシャツと革靴を合わせればさらにフォーマル度が高まります。誠実さを象徴するネイビーはまず押さえておきたい必携色です。
【30代男性におすすめの春夏ビジネスカジュアルコーデ】
同系色でまとめた正統派の着こなしなら信頼感もアップ
クライアントとの打ち合わせや外食など、社外の人と接することが増える30代に求められるのはやはり信頼感。仕事における着こなしにも自信がついてバリエーションが増えてくる頃ですが、初心を忘れずにいたいもの。ネイビーのセットアップにブルー系ストライプのレギュラーカラーシャツを合わせたワントーンの着こなしは、信頼感に加えて爽やかさも演出してくれます。シューズとベルトの色合わせは基本ですが、バッグもシューズと色合わせすればさらにこなれた印象に。
【30代男性におすすめの秋冬ビジネスカジュアルコーデ】
こなれ感のあるジャケットスタイルはニットが決め手
自由な組み合わせが楽しめるジャケットスタイルは、仕事着が増えてくる30代の賢い選択。例えば、ネイビー、グレー、ブラックのセットアップを3着揃えた場合、それぞれのジャケットとパンツを組み替えることで9通りの着回しが可能となります。そこに秋冬らしいブラウンを加えることで、さらに旬なコーデが楽しめます。インナーにはブラウンと相性のいいベージュのニットを合わせて抜け感を意識するのがポイント。特に上下ともに濃色の場合は重く見えないように注意しましょう。
【40代男性におすすめの春夏ビジネスカジュアルコーデ】
さりげなく上質さを主張する素材で大人の貫禄を見せる
重要なポジションを担うようになる40代は、ビジネスパーソンとしての実績や自信といったものが求められ、それは着こなしにおいても同様です。カジュアルがある程度許容されるシーンでも、セットアップの素材にこだわりましょう。プラステにはウールやリネンといった天然素材をブレンドすることで、機能的でいて上質さも感じさせるセットアップが豊富に揃っています。インナーにニットを合わせたビジネスカジュアルでも、一歩上の素材が大人の品格をもたらしてくれます。
【40代男性におすすめの秋冬ビジネスカジュアルコーデ】
トーナルカラーを意識したコーデで柔和な印象を醸す
異なる中間色(濁色)を組み合わせて全体を調和させるテクニックがトーナルコーデで、40代のジャケットスタイルで特に有効なテクニックのひとつです。インナーとパンツを淡い中間色で合わせた場合は、濃い中間色のひとつであるチャコールグレーのジャケットで引き締めるとバランスよく、柔らかな印象にまとまります。このようにグレー、ベージュ、カーキといったトーナルカラーを使いこなせるようになれば、ビジネスカジュアルがさらにおしゃれに楽しめるようになります。
プラステ編集部おすすめ世代別・季節別のオフィスカジュアルコーデ
引き続き、20代、30代、40代の世代別、季節別でビジネスカジュアルコーデをご紹介。よりカジュアル度を高めつつ、きちんと感はしっかりキープしましょう。
【20代男性におすすめの春夏オフィスカジュアルコーデ】
トレンドも感じさせるノーカラージャケットで軽快に
社内業務に専念する日は、デザイン性のあるセットアップもおすすめ。ジャケットの上襟(ラペルとも呼びます)を省いたノーカラージャケットなら、いつもと違うオフィスカジュアルが楽しめます。ネイビーやグレーといった定番色以外にも、夏の日差しに映えるライトベージュならさらに鮮度の高い着こなしに。インナーにはライトブルーのシャツ、足元には白スニーカーを合わせて抜け感も意識しましょう。カジュアルすぎないので、ちょっと高めのレストランに行くときなどにもおすすめです。
【20代男性におすすめの秋冬オフィスカジュアルコーデ】
通勤用の羽織としてマウンパを利用したシャツスタイル
シワになりにくいレギュラーカラーシャツを主役に、シルエットのきれいなスラックスを組み合わせればオフィスでも違和感がありません。ミニマルなデザインが都会的なマウンテンパーカをトップスとして重ねれば、朝晩の通勤も万全。シェル素材の表面には撥水加工を施しているので、少々の雨風でも躊躇せず外出できます。オフィスカジュアルにはもちろん、休日カジュアルにも着回しができる多機能かつ多用途なパーカは20代のワードローブに欠かせない1着です。
【30代男性におすすめの春夏オフィスカジュアルコーデ】
自由な着回しが楽しめるジャケットスタイルを極める
ビジネスカジュアルでは上下揃いのセットアップをおすすめしてきましたが、オフィスカジュアルでは上下が異なるジャケットスタイルを積極的に取り入れてみましょう。ネイビーとグレー、グレーとブラック、ブラウンとライトグレーなど、色も素材も異なるジャケットとパンツを組み合わせることで着回しの幅がぐんと広がります。セットアップと違って必然的に色数が増えるので、シューズやバッグといった小物類は必ず色合わせすることをお忘れなく。そこを意識するだけで違いは歴然。
【30代男性におすすめの秋冬オフィスカジュアルコーデ】
ニットをインナーにしたこなれ感のあるジャケットスタイル
ジャケットにシャツとネクタイを合わせるのがクラシックスタイルですが、カジュアル化が進む現在においてはお堅い人と思われがち。社内業務のみであれば、節度をわきまえたジャケットスタイルで充分。上下ともに濃色の場合は、インナーには淡色を持ってきてバランス良く。モックネックやタートルネックのセーターなどのニットを活用すれば、さらにこなれたオフィスカジュアルに。脂の乗ってきた30代こそ、積極的にジャケットスタイルのバリエーションを増やしてみましょう。
【40代男性におすすめの春夏オフィスカジュアルコーデ】
上品なペールカラーをニットで取り入れて若々しく
カジュアル化が進む昨今だから、自ら率先してオフィスカジュアルを取り入れて、部下の手本になってみては。オフィスでも違和感のないリラックス感のある着こなしには、ニットを取り入れるのが正解。仕事着の定番色であるネイビー・グレー・ブラックの他にも、上品でリラックス感のあるペールカラーを選んで若々しく見せましょう。インナーのモックネックニットも、首周りをすっきりと見せてくれる効果が得られます。いつもと違う柔和な着こなしは、周囲にも安心感を与えます。
【40代男性におすすめの秋冬オフィスカジュアルコーデ】
ニットを使ったモノトーンコーデならカジュアル過ぎない
カジュアルが許容されている職場なら積極的にニットを活用してみましょう。定番の白シャツをベースに、ライトグレーのカーディガン、グレーのスラックスを組み合わせれば、落ち着きのあるモノトーンスタイルが完成。足元は全体を引き締める黒スニーカーが王道ですが、シャツに合わせて白スニーカーで軽快にまとめるのもおすすめ。40代に求められる信頼感をキープしながら、適度にくつろいだ雰囲気を演出してくれるニットは、秋冬のオフィスカジュアルに欠かせません。
着こなしのポイントを押さえて、自分らしいおしゃれを楽しんで
何を着ていくか迷ったら、「清潔感」のあるアイテムを、ちょうどいい「サイズ感」で、周囲と違和感のない「色彩感」から選ぶことで、自ずと着るべき服装が決まるはず。ビジネスカジュアルならネイビー、グレー、ブラックのセットアップを基本に、オフィスカジュアルならベージュやペールトーンのニットを積極的に取り入れてみましょう。また、異なる色のセットアップを3着用意すれば、毎日同じ着こなしに見えることはありませんし、ジャケットスタイルもかなり自由に楽しめるはず。プラステが得意とするセットアップをまずはお試しください。
【Staff Credit】
Photo (Portrait) :Takemi Yabuki (W)
Styling:Kohta Kawai
Hair&make-up:Kazuya Matsumoto (W)
Model:Tatsuro Yasui
Edit&Text:Takuro Kawase
Direction:Pomalo Inc.
※モデルおよび写真画像の商品は一部欠品および品薄になっている場合があります。あらかじめご了承ください。