

おしゃれなマフラーの巻き方って?スタイリスト・亀恭子さんが教える簡単かわいい定番の巻き方&コーデ術
簡単でかわいい!レディースマフラーの巻き方4選
まずはスタイリスト亀さんおすすめの「簡単なのに凝って見える」巻き方をご紹介。定番からトレンドまで、パパッとコーデが華やぐ4つのアレンジを教えてもらいました!
片リボン巻き
「少し女性らしい雰囲気を加えたい時にぴったりなのが、片リボン巻きです。片方が蝶結びの輪になるように結ぶだけなので、フェミニンさは保ちつつも洗練された印象に。甘すぎず、どんな年代の方にも似合う巻き方です」
中学生や高校生にはぴったりのかわいらしい「リボン巻き」を、大人かわいくアレンジした「片リボン巻き」。甘すぎないので40代、50代にもおすすめです。
〜HOW TO〜
1.マフラーを首にぐるっと一周巻き付けます。左右の長さは同じくらいになるように調整して。
2.片方のマフラーを、半分に折りたたみます。
3.反対側のマフラーを下から上にくぐらせ、片輪結びをします。
4. 輪にしたほうとマフラーの裾を引っ張り、結び目を整えたら完成。
ボリューム巻き
「自分で巻く時の定番はこれ!前で結んで被るだけなので簡単で、ささっと適当にやってもこなれたニュアンスが出ます。もともとはスカーフの結び方を活用したものなので、薄手のマフラーの方がやりやすくておすすめです」
さまざまな巻き方がある「ボリューム巻き」ですが、亀さん流はとても簡単。さり気なくラフに巻いているように見えますが、コーデにしっかりとメリハリを出してくれる巻き方です。
〜HOW TO〜
1.前でマフラーの端同士を2回結んで、解けないように固結びをします。
2. 1回ねじって、マフラーが8の字になるように持ちます。
3.できた輪の中に頭をくぐらせ、ぐるっと後ろに回します。
4.程よくボリューム感が出るように、前を整えたら完成。
ミラノ巻き
「ミラノ巻きはしっかりと首元を防寒できるのに、おしゃれに見えるのが魅力。シルエットに立体感が出るので私もスタイリングの際によく利用しています。一見難しそうですが慣れると意外と簡単!ジャケットやトレンチなどのキリッとしたアイテムとも相性がいいので、シーンを問わず使いやすい巻き方です」
巻き方さえ覚えてしまえば汎用性も高く、とても便利な「ミラノ巻き」。首元をギュッとガードできて暖かいので、特に寒さの厳しい日にはピッタリです。首元が大きく開いた、チェスターコートと合わせるのもおすすめ。
〜HOW TO〜
1.片方を長くして、マフラーをぐるっと一周首に巻き付けます。
2.巻き付けてできた首の輪の内側から長い方のマフラーをつかみ、引き出して輪を作ります。
3.もう片方のマフラーを2.で作った輪の中に通して、外側に引っ張ります。この時どちらかの長さが足りない場合は、最初の段階で長さの調節をして。
フードのように巻く
「今シーズンはフーディスタイルがトレンド。バラクラバなども人気ですが、手持ちのマフラーでも手軽にフード風のアレンジが楽しめます。シンプルなコーデに加えるだけで鮮度よく仕上がるので、ぜひ試してみてくださいね。巻いた形が崩れにくいので、自転車に乗ったりアクティブに動いたりする日にもよさそう!」
ふんわりとしたボリュームがポイントの巻き方です。着ぶくれしがちなダッフルコートなどと合わせると、顔周りに目線が行くのでバランスが良く見えます。ロングヘアの人は髪の毛をまとめるなど、ヘアアレンジをしても素敵に仕上がりますよ。
〜HOW TO〜
1.マフラーを大きく広げ、中心が頭の真ん中にくるように被ります。この時に前側を少し折りたたんでおくのが、立体感のあるフードに仕上げるコツ!
2.両方のマフラーの端を首の後ろに回して、首前で左右のストールを交差させます。
3.後ろに回したマフラーの両端を持ち、首の後ろで1回結びます。
4.結んだマフラーの端が見えなくなるように、結び目に入れ込みます。
5.頭に被ったマフラーを後頭部側へ下ろし、ふんわりとボリュームを出して整えたら完成。
マフラーのサイズを活かしたおしゃれな巻き方は?
厚手のものから薄手のものまで、バリエーション豊富なマフラー。こなれて見せるためには、そのマフラーに合った巻き方をするのも大切なポイント!ここからはマフラーのサイズ別におしゃれな巻き方をご紹介していきます。
120cm前後の短いマフラー
ショートマフラーは、ふんわりとしたトップスや厚手のアウターとの相性抜群!コンパクトなサイズ感なので、着膨れしがちな冬もスマートに防寒を叶えられます。巻き方がワンパターンになりがち…という難点はありますが、柄や素材、生地の厚みで変化をつけるだけで、また違った印象を与えられますよ。
大判なマフラー×フロントノット巻き
「大判マフラーでおすすめの巻き方は“フロントノット”。縦に落ちるシルエットなのでボリュームが抑えられて、スマートに仕上がります。フロントノットは薄手のマフラーでやるとちょっと男性的なかっこいい雰囲気になりがち。厚みのある大判マフラーを使うことで柔らかくかわいらしい印象になります」
〜HOW TO〜
マフラーを首に一周巻き付けたら、両端を胸の前でひと結びして完成。
薄い素材のストールやマフラー×シンプルノット巻き
「スッキリとした“シンプルノット”は、きれいめな薄手のマフラーと相性バッチリ。きちんと感があるので、ビジネスシーンにも馴染む巻き方です。首に巻き付けた輪の中にマフラーの両端を通すだけなので、短めのマフラーでも活用できます。きっちり結ぶと学生っぽいイメージになってしまうので、ゆるく結んで少しボリュームを持たせて、抜け感を加えるのがポイントです」
〜HOW TO〜
マフラーを首に一周巻き付けたら、両端をループの中に上から入れて完成。
細いマフラーをベルトに挟んで
「細いマフラーはベルトで留めてしまうのも手。マフラーを垂らすことで縦のラインが強調されるうえ体の横幅が狭く感じる錯視効果でほっそりと見せることができます。合わせるベルトは細身でバックルの小さいさりげないデザインがおすすめ」
〜HOW TO〜
マフラーを左右均等になるように垂らし(大判のマフラーの場合は縦4つに折って)、上からベルトを締めて完成。
厚手のマフラー×ケープ巻き
「厚手のマフラーは生地の厚みを活かしてケープ風に。あえてきれいに巻かずに、生地を広く使って肩にかかるようにざっくりと巻くとおしゃれなニュアンスがつけられます。コートの上から巻いてもアクセントになりますよ」
〜HOW TO〜
マフラーを首に一周巻き付けたら、右端は左肩に、左端は右肩にかけてケープ状にして完成。裾を少しループに入れ込むようにすると両端が落ちにくくキープ力アップ!
スタイリスト・亀恭子さんおすすめ!マフラーに合わせたいち押しコーデを紹介
きれいめコートをフード巻きでエフォートレスに
「今季注目のグレーワントーンに、チェック柄マフラーでコントラストをつけてメリハリよく。コートがエレガントなので、フード巻きで少しラフさを加えると程よく力が抜けてこなれたムードを作れます。グレンチェックのパンツやローファーでトラッドなエッセンスをプラスして、品のいい配色に奥行きを」
PLST定番のウールリバーのロングコートは、スタイリッシュかつふわりとまとえるゆるシルエットで大人の余裕が漂う一枚。重さを感じさせない軽やかな着心地で、ストレスフリーにおしゃれが楽しめます。
ミラノ巻きでスーツスタイルに華やぎを
「シングルタイプも増えてきていますが、まだまだジャケットの旬はダブル。ゆとりあるボクシーなシルエットが今っぽいスーツスタイルのカギです。マニッシュな雰囲気になるので、マフラーの巻き方で女性らしさを加えるのがおすすめ。愛嬌のあるミラノ巻きがスーツスタイルのキリッとした印象をマイルドにしてくれます。ふんわりとした質感の厚手マフラーを使うとさらに優しげなムードに」
上品な光沢と落ち感が魅力のダブルジャケット。洗濯機洗いが可能なイージーケアも人気の理由!同素材のテーパードパンツは、スッキリとした腰回りや脚のラインをきれいに見せるタックデザインで、美脚が叶います。
ボリューミーなダウンジャケットはフロントノットでシャープに
「着膨れしてしまいがちなダウンジャケットは、縦ラインを強調してくれるフロントノット巻きが好相性。色数を絞ってワントーンでまとめることで、さらにスッキリと仕上がります。白とベージュで柔らかなグラデを作って、品のよいカジュアルスタイルに」
丸みのあるシルエットやふわっと広がるベルスリーブで、アクティブ見えしないダウン。着脱可能な襟で、シーンや気分に合わせてスタンドカラーとノーカラー、二つのアレンジが楽しめます。撥水加工を施したナイロン生地で、雨の日も安心。
定番からトレンドまで、いろんな種類の巻き方を楽しもう!
巻き方を変えるだけで、さまざまな表情が楽しめるのがマフラーの魅力!コーデをちょっと新鮮にブラッシュアップしてくれるので、マンネリ化してくる冬の後半にも活躍すること間違いなしです。今回の記事を参考に、冬のおしゃれをもっと楽しんでくださいね。
PROFILE
亀 恭子/kyoko Kame
OL生活を経て『CanCam』にてスタイリストデビュー。トレンドを程よく取り入れたリアルなスタイリングが大人気に。現在は雑誌やブランドとのコラボレーションによる商品開発など幅広く活躍。3児の母としてのプライベートやおしゃれな私服が見られるInstagram(@kame_kyo)も注目の的。
※モデルおよび写真画像の商品は一部欠品および品薄になっている場合があります。あらかじめご了承ください。