

女性のスマートカジュアルとは?
NG例&春夏秋冬・年代別 おすすめコーデ
レディースのスマートカジュアルって?
オフィスカジュアルとの違いは?
スマートカジュアルとはドレスコードの一種で、フォーマルとカジュアルの中間を指します。冠婚葬祭のときに用いられるフォーマルやセミフォーマルとは違い、明確な定義がありません。普段着よりも上品な服装であれば、スーツのようなセットアップでなくてもOK。素材や色も自由に選べるので、自分らしいおしゃれが楽しめます。
スマートカジュアルが活躍するシーンとしては、レストランやホテルでの食事会、パーティ、同窓会などが挙げられます。結婚式の二次会などの案内に「平服(普段着)でお越しください」と書かれている場合も、スマートカジュアルは適しています。
混同しやすいオフィスカジュアルとの違いは、スタイリングの華やかさにあります。メンズであれば、スマートカジュアル≒オフィスカジュアルですが、レディースの場合は、パッと目を引く華やかさが求められます。デザインや配色、小物やアクセサリーでドレスアップすることを意識しましょう。
スマートカジュアルのNGな服装例
これ!といった正解コーデがなく、自由度の高いスマートカジュアルですが、会う人や場所によって 服装のルールがあるのは確か。暗黙のルール、マナーともいえるので、要チェックです。ここでは、避けたほうがいいNGアイテムや注意点を紹介します。
【NGアイテム・靴】スニーカー・カジュアルすぎるサンダル・ミュール・オープントゥ・ブーツ
きちんとした服装であれば、足元はちょっとハズしてもOK⁉ そんなことはありません! きれいめなレザースニーカーだとしても、絶対に×。また夏になるとサンダルを履きたくなりますが、カジュアルすぎるサンダルは格式が高いシーンには不適切です。冬のごつめブーツやムートンブーツも相応しくありません。
気の置けない友人同士のカジュアルな食事会やアフタヌーンティーであれば、サンダルやブーツが許容される場合も。その際は、かかとが浮かないバックストラップ付きやアンクルストラップ付きのサンダル、華奢なヒールのショートブーツなど、上品なものを選ぶようにしましょう。ヒールなしのローファーは、ややビジネスライクな印象を与えるので、アクセントになるビット付きやヒールのあるローファーがおすすめです。もし履く靴に迷ったら、会う人との関係性や場所の格式を考えて判断しましょう。
【NGアイテム・ボトムス】デニム(ジーンズ)・チノパン・ミニスカート・ショートパンツ
最近はきれいめデニムが多く登場していますが、デニム(ジーンズ)はもともと作業着として誕生したアイテムです。チノパンも同様に、ワークなイメージがあるのでスマートカジュアルには相応しくありません。またミニ丈のボトムスも上品さに欠けます。ベーシックなテーパードパンツやストレートパンツ、ひざ下丈のスカートやワンピースを選んで、エレガントな着こなしを目指しましょう。
【NGアイテム・トップス】Tシャツ・パーカ・スウェット・ジャージー・ローゲージニット
カジュアルの定番ともいえるこれらは、NGアイテムの代表格。普段着、もしくは部屋着のイメージが強いので、スマートカジュアルには適していません。
また冬スタイルの主軸になるニットですが、ざっくりとしたローゲージニットはカジュアルな印象を与えるので避けたほうがいいでしょう。きちんと見えするハイゲージニット、ブラウス、シャツがおすすめです。
肌の露出が多いのはNG! 生足は控えるのが足元のマナー
胸元が大きく開いたトップスやミニ丈のボトムスなど、肌の露出が多い服装は相応しくありません。またロング丈のスカートやワンピースであっても、スリットが深く入ったデザインやボディラインが強調される服装は上品さに欠けます。デコルテや二の腕の露出が気になる場合は、ショールや羽織ものを活用して肌の出る面積を少なくしましょう。
また足元のマナーとして、生足は控えるべき。ストッキングを着用するのが望ましいです。タイツでもOKの場合がありますが、格式の高いホテルやレストランなどへ行くときはストッキングのほうが適しています。靴下はカジュアルな印象があるので、NGアイテムと思ったほうがいいでしょう。
【春夏】【秋冬】おしゃれなスマートカジュアルを叶えるワンピースコーデ
一枚でコーデが完結するワンピースは、スマートカジュアルにおいても心強い味方。季節別・年代別にコーデ例を紹介します。
20代 王道スタイルで好印象に
<春夏>
ロング丈のフレンチスリーブワンピース×カーディガンで落ち着いた印象に。カーディガンは程よく二の腕をカバーしつつ、涼しげな五分袖がおすすめ。シアー素材ならトレンド感もプラス。
<秋冬>
ドレープがきれいな黒いノースリーブワンピースは、シーンレスで活躍する万能な一枚。カラーカーディガンやメタリックなシルバーシューズで華やぎを添えると、クラス感がアップします。秋冬は着こなしに暗い色が多くなりがちなので、明るい色やシャイニーな素材を上手に取り入れましょう。
30代 ニットワンピースでこなれ感を演出する
<春夏>
少し大人の余裕が出てきた30代は、ニットワンピースでこなれ感を演出してみるのもおすすめ。シルエットを拾いにくい落ち感のあるワンピースは、大人女子に最適。ロングネックレスを合わせれば、シンプルすぎないモードな装いの完成です。
<秋冬>
楽な着心地のニットワンピースは、うっかりカジュアル見えしないように、メリハリの効いたデザインやコーデを選ぶのがポイント。こちらのワンピースは胸下から広がるフレアシルエットですが、ホワイトのショート丈のカーデやジャケットを羽織ればきちんと見えがかないます。
40代 ジャケット・上着を羽織ってスマートに
<春夏>
きちんと感の代名詞といえば、ジャケット。羽織るだけで、すっと背筋が伸びるはず。特にテーラードジャケットの場合は、ビジネスライクにならないように、デザイン性のあるワンピと合わせるのがおすすめ。カジュアルなデザインのワンピースも同系色のジャケットを羽織れば、きちんと見えします。
<秋冬>
女性らしさを演出できるワンピースには、カーディガン感覚で羽織れるノーカラージャケットが好バランス。屋内でジャケットを脱ぐことを想定して、デザイン性のあるワンピースを選ぶのも賢い選択でしょう。
50代・60代 年齢を感じさせないワンピ選びがコツ
<春夏>
この年代で気をつけたいのが、若作りと思われること。かといって、地味すぎると寂しい印象に。そこで、シンプルでありながらデザイン性のあるワンピース選びが重要になってきます。表面のシボ感がこなれた雰囲気を演出する高機能ワンピースは、フィット&フレアシルエットですっきり見え。羽織や小物で雰囲気を変えるのもオススメ。
<秋冬>
年末年始は会食やパーティが増える時期。ホテル会場などで、いつもより華やぎアップを狙うなら、柄ワンピースがおすすめ。光沢のあるサテンや落ち感のある素材を選べば、エレガントさが引き立ち、冬のホテルコーデぴったり。柄ワンピ初心者さんでも、シックな色合いであれば着こなしやすいでしょう。
【春夏】【秋冬】ハンサムに着こなすパンツで魅せるスマートカジュアルコーデ
動きやすく、まさに“スマート”さがアピールできるパンツスタイル。年代別にコーデ例を紹介します。
20代 テーパード&スリムパンツでクールに決める
<春夏>
体型を選ばず、美脚へと導いてくれるテーパードパンツは、オンオフ問わず活躍する名品。下半身がすっきりまとまるので、クールな印象に仕上がります。春夏はクロップド丈を選び、華奢な足首見せと適度な抜け感メイクで軽快に。ボトムスがベーシックな分、華やかなトップスやアクセを合わせて洒落感をアップしましょう。
<秋冬>
トレンドを意識したスマートカジュアルを目指すなら、ジョガーパンツにトライ。スポーティなイメージがありますが、スリムなシルエット、光沢素材を選ぶことできれいめにシフト。裾にスリットが入ったデザインは、美脚効果も絶大です。クリーンな印象のニットやかちっとしたバッグを合わせれば、スタイリッシュに決まります。
30代 合わせる靴でおしゃれを楽しむ
<春夏>
シンプルなソフトフレアパンツにシアー感のあるレイヤードブラウスを合わせた、女性らしいパンツコーデ。ここで定番のヒールパンプスを合わせるのではなく、春夏らしいサンダルで抜け感を出すのがポイント。ブラックとベージュの2トーンコーデで上品な印象に。
<秋冬>
ボリュームスリーブのブラウスにロングベストをレイヤードし、ワイドパンツを合わせたモードなワントーンスタイル。アクセントになるシルバーのメリージェーンを投入することで、トレンドを意識したパーティルックの完成です。
40代 気になるお悩みはワイドパンツで賢くカバー
<春夏>
ヒップ回りやレッグラインなど、下半身を全体的にカバーしてくれるワイドパンツは、体型が気になる40代の救世主。春夏は、さらりとしたリネンブレンド素材を選ぶと涼しげです。着映えする柄ブラウスを合わせて、落ち着いた雰囲気の中にも華やかさを忘れずに。
<秋冬>
ストレートシルエット、ノータック、センタープレスのベージュパンツを、ネイビーのツイードジャケットでまとめた、お手本的パンツスタイル。トップスは明るいカラーを選ぶとIラインが引き立ち、着痩せも叶います。秋冬のブライトカラーは特別感があり、コーデをクリーンな装いに格上げしてくれます。
50代・60代 羽織るコートで印象をチェンジ
<仕事>
知的なムードのオフィススタイルには、タイムレスなアイテムが好相性。スティックパンツにトレンチコートを羽織れば、ザ・ベーシックなスタイリングに。コートがダークカラーの場合は他のアイテムを明るめにする、コートが明るい色の場合はパンツと靴は締め色で統一するなど、メリハリを効かせるとバランスよく仕上がります。
<プライベート>
プライベートでは、袖のロールアップでリラクシーな雰囲気に。コートインは柔らかなトーンでまとめ、ダークカラーのコートでつくるIラインがスタイルアップの秘訣です。
【春夏】【秋冬】仕事でもプライベートでも活躍するスカートコーデ
女性らしいスタイリングには、スカートが必要不可欠。オンオフ問わず活用できるスカートでの、季節別・年代別のコーデ例を紹介します。
20代 ひざ下丈スカート×ブラウス・シャツで品よく
<春夏>
動く度にきらめく軽やかなメタルサテンのプリーツスカートに、リネンブレンドシャツをカシュクール風にをタックイン。素材の軽やかさが、春夏らしさを演出。足元は華奢なサンダルを選んで女性らしくまとめるのが◯。
<秋冬>
きちんと感が求められるシーンにおいて襟なしのトップスを選ぶなら、断然ボウタイブラウスがおすすめ。Vネックのジャンパードレスにボウタイブラウスを合わせれば、上品な可愛らしさが実現できます。
30代 スカートが主役! 会社でも、友人とのランチでも決まる
<春夏>
トレンド感があり、その場が一瞬で華やぐプリントスカートを主軸にしたコーデ。ミニマルな半袖セーターを合わせることで、スカートがより引き立ちます。スタイリッシュさとフェミニンさが交差するコーデで、おしゃれを一歩リードしましょう。
<秋冬>
単品でも着回せるニットアップは、リラックスした中にもきちんと感が表現できる優秀アイテムです。カーディガンのボタンをすべて留めてトップス風に着こなし、立体的なシルエットのスカートとの共演で一目置かれるスタイリングに。
40代 コートを上手に合わせて、室内でも外でもおしゃれに
<春夏>
ショート丈のトレンチコートは肌寒さが残る春先に活躍し、どんなボトムスともバランスが取りやすいのが魅力。コートを脱いでも華やかに見えるよう、柄物を選んだり大ぶりなアクセサリーをつけたりするのがポイントです。
<秋冬>
プリーツスカートと好相性なレザージャケット。きれい色のタートルネックニットを差し込み、甘辛MIXスタイルに。友人とのランチやアフタヌーンティーであれば、カジュアルなごつめブーツも高感度な装いとして受け入れてもらえるでしょう。
50代・60代 記念日ディナーは、いつもよりエレガントに装う
<春夏>
夏のレストランコーデにおすすめしたいのが、ラグジュアリーなサマーブラックスタイル。きれい色のシアーカーデを肩がけすれば、ぐっと華やかな装いに。小物はブラックで揃えるのがポイント。
<秋冬>
50代、60代ならではのワンランク上のエレガンスを目指すなら、シルエットにこだわったニットアップが新鮮。ペプラムニットとタイトスカートのセットは、リラクシーな着心地とフェミニンさを兼ね備えます。着映えする冬のレストランコーデとしておすすめ。
小物使いも大切! バッグやアクセサリー選びのポイントは
着こなしを華やかに演出したいときに効果的なのが、小物使いです。決まったルールはありませんが、服装やシーンに合っていることが大前提。バッグはクラッチやハンドバッグ、ショルダーバッグなど小ぶりのデザインを選びましょう。リュックやトートバッグは、カジュアルすぎるので望ましくありません。
アクセサリーは、シンプルで上品なデザインのものを。ピアス、ネックレス、リング、ブレスレットなど、重ね着けしてもOKですが、あくまで品よく。動く度にじゃらじゃらと音がするような、大ぶりなデザインや着けすぎには気をつけて。バランスを見ながら、足し算引き算しましょう。パールのピアスやネックレスは、フォーマルからスマートカジュアルまで、オールマイティに活躍してくれるので一つ持っていると重宝します。
場所や人、シーンに合った正しい服装で、より素敵な女性に
スマートカジュアルに求められるのは、上品さときちんと感。明確なルールがない中でも、服装のマナーを意識することは大切です。場所や会う人との間柄、シーンなどを考慮しつつ、自分らしさやトレンド感を加えたおしゃれを楽しみましょう!
※モデルおよび写真画像の商品は一部欠品および品薄になっている場合があります。あらかじめご了承ください。