

【メンズのきれいめカジュアルコーデ】
春・夏・秋・冬の季節別、年代別、おすすめコーデを紹介
メンズのきれいめカジュアルファッション、着こなしのコツは?
まず意識したいのはアイテム選び。シャツ、ニット、スラックスといったビジネス使いもできる定番アイテムを取り入れると、上品で落ち着いた印象を与えます。パーカやジョガーパンツなどスポーティなアイテムにはスラックスやニットと組み合わせるなど、どこかに定番を加えてバランスを取るとラフになり過ぎず好印象な着こなしに。
フィット感はジャストサイズを意識する
身体をすっきりと見せるジャストサイズを意識しましょう。オーバーサイズがトレンドですが、ラフに見え過ぎたり子供っぽく見えたりするので注意が必要です。サイズそのものを上げるよりも、ワイドパンツやドロップショルダーのトップスなど、アイテム自体にゆとりがあるものを取り入れると、バランスよく旬に見せることができます。
定番カラーで、3色程度でまとめると〇
都会的な印象を与える黒・白・グレーに加え、清潔感を象徴するネイビーという定番色を揃えるのがきれいめカジュアルへの近道です。全体的に重く見えてしまう場合には、インナーに明るめのカラーを1つ加えるといいでしょう。また、1コーディネートに4色以上を使うと散漫に見えがちになるので、なるべく2~3色で収めると統一感が生まれます。
無地のアイテムを選ぶのがベター
柄物やグラフィック系を避け、無地のアイテムを組み合わせるとクリーンで洗練された印象にまとまります。コーディネートが平面的に見えてしまう場合は、英国的なストライプやチェック、もしくはヘリンボーンなど織柄のアイテムを組み合わせると立体感が生まれます。いずれにせよ、上下ともに柄物はNGと覚えておきましょう。
低身長さんはYラインを意識する
上半身にボリュームを持たせ、下半身をスリムに抑えたYラインを作ることでスタイルアップが可能です。テーパードシルエットのセンタークリース入りスラックスは、特に重要なアイテムなので、数本揃えておくことをおすすめします。また、インナーに明るい色を取り入れて目線を上に持っていくテクニックも併せて覚えておくと効果的です。
【春夏秋冬】季節別、年代別のおすすめきれいめカジュアルコーデを紹介
きれいめカジュアルには決まった型というものはなく、実際にはさまざまなバリエーションがあり、多彩なコーディネートが楽しめます。前述した通り、アイテム選び、サイズ感、色・無地合わせというコツさえ押さえておけば、スポーティなアイテムや異素材の組み合わせもこなれて上品に見せることができます。それでは季節別・年代別のコーデ例を見ていきましょう。
20代秋のきれいめカジュアル
薄手のメルトン素材で仕立てたスタジャンとジョガーパンツという、カジュアル度の高い組み合わせですが、すっきりとしたシルエットを引き立てる黒を選ぶことで都会的で洗練された印象にまとめています。また、全身黒だと威圧感が出てしまうので、スモーキーなピンクをインナーにすることで好印象に仕上がります。
20代冬のきれいめカジュアル
高い保温性を発揮するナチュラルカラーのボアアウターは冬コーデに欠かせない1着。インナーにグレーのパーカ、ボトムスに黒を合わせたモノトーンで着こなすと都会的な印象に。高身長の方であれば旬のワイドパンツでIラインを、低身長の方であればテーパードパンツでYラインを意識すると、よりスマートに見せることができます。
30代秋のきれいめカジュアル
ロックなイメージが先行しがちなライダースジャケットですが、シンプルなシングルタイプならカーゴパンツなど太めのボトムスを合わせることで、今っぽく洗練されたカジュアルを楽しむことができます。上下ともに黒になることが多いので、インナーにアクセントカラーを選んでハードなイメージを中和させましょう。
30代冬のきれいめカジュアル
厳しい寒さや悪天候にも対応する中綿入りのフーデッドコートは、1着あると何かと重宝します。フードが着脱可能で、ジャケットの上から羽織れるシルエットなのでオンオフ問わず着回すことができます。柔らかなベージュのパンツとインナーを合わせたツートーンの着こなしで、きれいめスポーティカジュアルが完成。
40代秋のきれいめカジュアル
寒暖差がある一日に活躍するシャツブルゾンは、ワードローブに1着は揃えておきたいアイテム。ニットやスウェットの上に重ねるだけで上品にまとまり、真冬にはダウンやコートのインナーとしても活躍するからです。ストレッチの効いたニットメルトン素材は、ストレスフリーな着心地で暖かく過ごせます。足元は白のレザースニーカーで抜け感を出して。
40代冬のきれいめカジュアル
知的な印象を醸す冬アウターの代表格といえば、やはりウール素材のコート。ミニマルな比翼仕立てとスタンドカラーが特徴のメルトンコートは、まさに大人のきれいめカジュアルにもってこい。遠目にはチョコレートブラウンですが、近づくとヘリンボーン柄が分かる素材という点も大人の遊び心を感じさせます。
20代春・夏のきれいめカジュアル
Tシャツとの組み合わせで、春先から秋口まで使えるアイテムがオープンカラーシャツ。ジーンズやカーゴパンツなどと合わせたリラックスカジュアルはもちろん、テーパードシルエットのパンツを合わせれば、すっきり都会的に見せることもできます。濃淡の違いでまとめたワントーンコーデも覚えておきたいテクニック。
30代春・夏のきれいめカジュアル
ビジネスシーンでも主役となるレギュラーカラーシャツは、黒やネイビーなどのダークカラーを選んでカジュアルに楽しむこともおすすめです。Tシャツの上にラフに羽織るだけでこなれて見え、幅広いシーンで活躍します。テーパードの効いたパンツを組み合わせると、さらに精悍に見せることができます。
40代春・夏のきれいめカジュアル
柔和な印象を与えるベージュのカーディガンを、ライトブラウンのインナーとエクリュのパンツを組み合わせたトーナルカラーの着こなし。同系色の組み合わせは、素材感の違いで奥行きを出すのがポイント。体型補整効果もあるニットカーディガンは、エアコンの効いた室内と暑い屋外の温度調整にも役立つ大人のマストハブです。
きれいめカジュアルで着こなしの幅を広げよう!
以上のように、アイテム選び、サイズ感、色合わせをちょっと意識するだけで、普段の着こなしが見違えるほどおしゃれで好印象に変わることでしょう。単にラクだから、単に好きだからという理由を優先するのではなく、手持ちのアイテムとの相性や着用シーンを想像しながらコーディネートすることで失敗も減るはず。ついだらしなく見えがちなカジュアルこそ、きれいめに見せるコツを覚えて、自由な着こなしを楽しみましょう。