男性のスマートカジュアルとは?
基本とNG~大人の好印象見えコーデ
メンズのスマートカジュアルとは?ビジネスカジュアルとの違いは?
一昔前に比べて、ビジネスにおける服装はかつてなく自由なものへと変化しています。業界や職種によっては、ジャケット着用であればノーネクタイでも構わない“ビジネスカジュアル”や、スニーカーやポロシャツといったカジュアルアイテムまで許容される内勤用の“オフィスカジュアル”も広く普及するようになりました。
スマートカジュアルには厳密な定義はなく、上記のビジカジとオフィカジを含んだ、“広義のきれいめカジュアル”と捉えるのが適切でしょう。基本的にはジャケット+パンツが前提ですが、夏には半袖シャツやポロシャツを、冬にはニットを取り入れる自由度の高さがスマートカジュアルの特徴であり、ビジカジとの大きな違いです。
ドレスコードにおける、スマートカジュアルの位置づけ
メンズファッションにはドレスコードと呼ばれる服装規定が存在します。公的な式典への出席や結婚式の主役となる際に着用すべき燕尾服とタキシードが「フォーマル(正礼服)」、披露宴などで主役に次ぐゲストとして招かれた場合に着用すべきディレクターズスーツが「セミフォーマル(準礼服)」、招待状にビジネスアタイアと書かれたパーティなどで着用すべきダークスーツが「インフォーマル(略礼服)」となります。
ドレスコードを加味して、現実的な着こなしを大別すると下記の順序となるでしょう。
フォーマル>セミフォーマル>インフォーマル>ビジネスカジュアル≧オフィスカジュアル≧スマートカジュアル>カジュアル
このようにフォーマルの範疇ではないけれど、単なるカジュアルとも言い切れないスタイルがスマートカジュアルに当たります。一般人がフォーマルまたはセミフォーマルを着用する機会は結婚式で新郎になるか、その親族となるときくらいですし、多くの人が略礼服の一種であるブラックスーツをフォーマルウェアとして代用しているのが実情でしょう。そしてカジュアルを受容するシーンが多くなった分、その種類も細分化しているといえるのです。
結婚式の二次会などでスマートカジュアルが活躍
フォーマルやセミフォーマルは非常に限定的かつ明確ですが、スマートカジュアルが活躍するシーンは意外なほど多いといえるでしょう。例えば、結婚式の二次会やレストランでの会食など、ネクタイを締めてスーツを着ていくほどではないけれど、きちんと感を演出したいシーンは多々あるはず。そんなときに役立つのがスマートカジュアルです。それではスマートカジュアルに欠かせないアイテムの紹介とその組み合わせ例を、順を追ってご紹介していきます。
知っておきたいスマートカジュアルの基本アイテム
ジャケット
スマートカジュアルの基本形、ジャケパンスタイルのジャケットには、ネイビー・黒・グレーなどの濃色の無地、もしくは控えめな柄の、ほどよく肉厚なテーラードタイプが最適です。ビジネスより自由度の高いジャケットスタイルを目指しましょう。
シャツ
春夏のスマートカジュアルにはシャツが活躍します。1枚で着るほか、Tシャツなどに重ね、ボタンの開閉で変化を加えたり、防寒や冷房よけに羽織ったり、とアウター的にも使えて便利。スーツ用のドレスシャツよりゆとりあるサイズ感とシルエットがスマートカジュアル向きです。
パンツ
スマートカジュアルには、きちんと見えるスラックスタイプが最も適しています。裾に向かって細くなるテーパードシルエットが主流ですが、近年はセミワイドも人気。黒・ネイビー・グレー・ベージュなどの基本色から、トップスと好バランスなものを選びましょう。
靴・ローファー
スーツに合わせるレースアップの革靴は、ニット×パンツのようなスマートカジュアルには若干ドレッシーすぎ。そんなときは、清潔感と品のよさ、軽やかな抜け感をもたらすローファーがおすすめです。黒や焦げ茶のシンプルなローファーなら、どんなコーデとも相性抜群。
スマートカジュアルでNGな服装とは
パーカやジャージー、ラフなTシャツやタンクトップ、スウェット上下やカーゴパンツといったカジュアル味の強いアイテムは、デイリーカジュアルのためのもの。スマートカジュアルでの着用はNGです。オーバーサイズやタイトシルエットのもの、ラフな素材も避けるのが無難。
ノーネクタイやジャケットなしでも大丈夫?よくある質問をすっきり解決!
Q.ジャケットはなくても大丈夫?
ジャケットを着用するかは、場所やシーンとの兼ね合いで決めます。高級ホテルやレストランでは基本着用しますが、カジュアルな場なら着ない選択もあり。ニットやシャツ1枚よりもう少し格上げしたい、という場合は、シャツジャケットやきれいめブルゾンを活用しても。
Q.靴はスニーカーでもいい?
スマートカジュアルに抜け感やこなれ感を添えたいときは、スニーカーを取り入れてももちろんOK。選ぶべきは全体か一部にレザーを使用した細身シルエットの上品な1足。スポーティすぎるものやブランドロゴが目立つものは避け、シンプルに徹するのが垢抜け見せのコツです。
Q.スーツと革靴でも大丈夫?
スマートカジュアルにスーツと革靴を取り入れるなら、緊張感あるビジネススタイルとは異なる、リラクシングなコーデを意識したいもの。ジャケットのインナーをきれいめTシャツやニット、ポロシャツ、カジュアルシャツに替え、品よくドレスダウンしましょう。
Q.セットアップにしておけば安心?
スマートカジュアルの基本形はジャケット×パンツだから、セットアップに頼るのはやはり安心。カジュアルすぎない定番色のテーラードジャケット×テーパード/セミワイドパンツのセットアップを用意したら、あとはインナーや靴でシーンに合わせた格に微調整しましょう。
Q.デニム生地やジーンズでもOK?
色落ちやダメージ加工のカジュアルすぎるデニム・ジーンズはNGですが、デニムライクなトラウザースといったきれいめタイプなら、スマートカジュアルにも着用可能。きちんと感を印象づけるセンタークリース入りのテーパードタイプで、品のよさを強調したコーデを。
Q.夏はポロシャツやTシャツなど、半袖トップスだけでもいい?
酷暑の夏はノージャケットで涼しく仕上げたいもの。その場合はポロシャツや半袖シャツ、上質なニットT、肉厚なきれいめTシャツなど、1枚でも着映えるトップスを選びましょう。ホテルなどは冷房が効いているため、薄手のジャケットやブルゾンを持参するのも◎。
Q.冬はニットやセーター、カーディガンなどを重ねても大丈夫?
冬はニットアイテムで見た目も着心地も暖かいスマートカジュアルを。上質なハイゲージニットで、色は無地の黒や紺、グレー、白あたりがベター。タートルネックからVネック、クルーネックまで、ネックデザインはジャケットやアウターとのバランスも考慮して自由に選びましょう。
【春夏】年代別おすすめコーデ例
20代なら、まずは基本のジャケパンスタイルを目指そう
20代はスマカジの基本=ジャケパンにまずは徹して。オン用の堅いジャケットスタイルと差をつけるべく、ややカジュアルな素材とシルエットのダークカラーのセットアップを選んだら、同色のインナーとワントーンですっきり仕上げ、今らしいこなれたスマートカジュアルを。
30・40代は、堅苦しさとは無縁のニットジャケットを活用
ジャケットスタイルに慣れた30・40代は、ジャケットのきちんと感とカーディガンのリラックス感を併せ持つニットジャケットで春夏のスマートカジュアルを刷新してみては?デニムライクなワイドパンツを合わせれば、上級感がもうワンランクアップします。
50・60代の大人カッコイイ春夏用スマカジは、色がキーポイント
正統スタイルが自然と似合う50・60代は、仕立てと素材のよさが一目でわかる上質なセットアップを選ぶことが何より肝心。そのうえで、インナーにはセットアップの色みと同系の数段明るいきれい色ニットを仕込んで、品格も清潔感も際立つ爽やかなコーデを完成させます。
【秋冬】年代別おすすめコーデ例
20代は、スポーティなベストをきれいめコーデにプラス
軽やかなベストでスマートカジュアルを仕上げるなら、きちんと感を強調したスタイリングを意識して。ハリ感の美しいカシミヤブレンドニットとオンにも対応するウォームリザーブテーパードパンツを合わせれば、端正さとリラックス感が共鳴する今が旬のスマカジに。
30・40代は、黒のダウンジャケットをワントーンコーデになじませて
カジュアルな印象の強いダウンも、選び方次第でスマカジに活用可能。選ぶべきは、ボリューム感のほどよい、中に着たジャケットの裾が隠れるミドル丈の黒。フードが着脱できるものなら完璧です。黒やグレーのワントーンに溶け込ませ、大人らしい端正な佇まいに仕上げるのがコツ。
50・60代は、コートを軸に組み立てるシックなスマートカジュアルを
50・60代ともなれば、冬はやはりコートで高級感と重厚感をアピールしたいもの。ダブルブレストのチェスターコートは、高見えする質感と軽やかな着心地が魅力。オン・オフ問わずのジャケパンもニット×パンツもすっきり受け止め、大人の着こなしへと昇華してくれます。
※モデルおよび写真画像の商品は一部欠品および品薄になっている場合があります。あらかじめご了承ください。