

【2024年版】トレンドのレディースジレコーデと着こなし術【春・夏・秋・冬】
ジレコーデの基本 ジレとは?
ジレとは、フランス語で袖なしの「中衣」という意味を持ち、主にジャケットのインナーとして使用されていました。「ジレ」と、中衣を表す英語の「ベスト」に、大きな違いはありません。
日本では袖のないおしゃれな羽織りもの全般を「ジレ」と呼んでいることが多く、近年のトレンドアイテムとしてメンズ・レディースともに注目が高まっています。
ジレは、いつもの着こなしに一枚プラスするだけで、コーデを格上げしてくれる優秀なアイテム。単調になりやすいワンピースやワンツーコーデと組み合わせることで、雰囲気がガラッと変わります。
また、体型カバー効果が期待できるという魅力もあります。肩幅や背中・バストライン・わき腹・腰回り・お尻・太ももなどの気になる部分を隠せるので、着やせ効果を狙いたい方におすすめです。
定番のジレの種類
ジレには、さまざまな種類があります。ショート丈は、腰周りのボリュームをスッキリ抑えてくれますし、ロング丈はコーデ全体を大人っぽく、かっこいい雰囲気に仕上げてくれます。
寒い時期に活躍するファーのジレは、暖かくて上品な存在感が魅力。ショート丈やミドル丈なら日常使いもしやすく、ロング丈ならシャープで都会的な印象に。
デニム生地のジレなら、いつものスタイルにプラスするだけで、こなれ感のあるカジュアルコーデが完成します。
ジレとボトムスがセットになったセットアップジレは、全体に統一感が生まれ、きちんと感を演出。パンツとスカートで雰囲気が大きく変化するため、数種類のセットアップをそろえておくと、コーデの幅が広がります。
ここ数年注目を集めているツイード素材は、きれいめなカジュアルコーデにぴったり。ワンピースタイプのジレは、フロントのボタンを留めれば一枚でもおしゃれにキマります。もちろんボタンを外して、ロングジレのように羽織りとして使うのもおすすめです。
ジレファッションのポイントは?
ジレは初心者でも取り入れやすいアイテムですが、おしゃれに着こなすためにはいくつかのポイントがあります。ここからは、ジレファッションのポイントについてご紹介します。
シンプルな服装と相性抜群!
シンプルな服装も、ジレをプラスするだけで、一気におしゃれ度がアップします。ジレと相性の良いニットやシャツと合わせれば、シンプルさを残しつつもアクセントの効いた着こなしに。カジュアルにもきれいめにも雰囲気を変えられるため、さまざまなシーンで活躍します。
体型に合わせて作りたいラインを意識する
ジレは縦ラインを強調してくれるアイテムなので、体型が気になる人にもおすすめです。丈の長いジレはIラインを強調するため、シルエットをスッキリと見せてくれます。Tシャツなどの薄手のインナーと合わせれば、着ぶくれすることもありません。
低身長の人はフロントのボタンを開けて、脚を隠さないようにするのがポイント。脚長効果を狙うことで、縦ラインを強調できます。
また、骨格に合わせてジレのデザインを選ぶのもおすすめです。骨ストさんは首元がスッキリしたVネック、骨格ウェーブさんは反対に首元が詰まった上半身が寂しくならないデザインのものを、骨格ナチュラルさんはオーバーサイズを選ぶと、体型を活かしたスタイリングになります。
このように、自分の体型に合わせて作りたいラインを意識することで、ジレを活用したスタイルアップコーデが叶います。
季節に合った素材を選ぶ
ジレを選ぶ際は、季節に合った素材を意識してみましょう。春夏は軽い素材の綿や麻を使ったジレ、秋冬にはファーやツイード生地のジレを取り入れることで、コーデに季節感が出ておしゃれ感がアップします。
なお、ファーなどボリュームのあるジレを取り入れる際は、インナーはタイトなシルエットで引き締めるのがポイント。全体のバランスを考えながら、メリハリのあるシルエットを心がけましょう。
ハリのある素材やセットアップなどは、セレモニーでも活躍
ハリや光沢感のある素材のジレは、入園式・入学式や卒園式・卒業式などのセレモニーでも大活躍。ジレを一枚羽織るだけで、清潔感やカッチリ感を出せるだけでなく、単調になりやすいフォーマルコーデに変化を加えられます。
ジレのセットアップを取り入れると、フォーマルシーンらしいきちんと感を出しながら、トレンド感も出せます。ブラックのバッグやパンプスと合わせて、コーデを引き締めるのもポイントです。
【春夏秋冬】季節別、年代別 おすすめレディースジレコーデを紹介
ジレは、着こなし次第で一年中活躍するアイテム!ここからは、季節別・年齢別のおすすめレディースジレコーデをご紹介します。
30代 春におすすめ
シンプルなジレと春らしいスカートを組み合わせて
暗めの色合いのジレに、暖かみのある花柄スカートを合わせて春らしいコーデに仕上げました。ジレは縦長のスマートなボックスシルエットになっているので、羽織るだけでスタイルアップ効果があります。伸縮性の高い生地が使用されており、快適な着心地が続くところも魅力です。
インナーにはスッキリとした白のニットを合わせ、シンプルなのにおしゃれな雰囲気に。襟元のビジューで、顔回りに華やかさをプラスしました。アートフラワーがプリントされたフレアスカートは、ハリのあるシルエットが存在感を放ちます。
40代 春におすすめ
明るい色味で春らしさを引き出すセットアップコーデ
全体を明るめの色合いでまとめつつ、小物の黒で引き締め効果を狙っています。ホワイト~ベージュ系のセットアップは、顔回りが明るくなるので春にぴったり。ノーカラーデザインのストレートジレは、スッキリとした印象を与えられます。
こちらはストレッチの効いたトリコットジャージー素材を使用した、着心地の良さが特長のアイテムです。ジレと同じ素材のストレートパンツと合わせることで、統一感のあるセットアップコーデになりました。ライトサテン素材のレイヤードブラウスをインナーに取り入れて、春らしいさわやかさをプラスするのがこのコーデのポイントです。
50代 春におすすめ
体型カバーも叶う上品でクールな着こなし
ジレのボタンを留めて、気になるお腹回りをカバーするコーデです。ジレのボタンを留める際は、スッキリとした細身のパンツを合わせて全体のバランスを意識するとまとまりやすいです。ボウタイのついたプリントブラウスが、シンプルなコーデに華やかさを加えています。
ブラウスの首元には華奢なギャザーがあしらわれており、エレガントで上品な雰囲気を演出。レーヨンを使用したホワイトのパンツは、ソフトで快適なはき心地です。全体をモノトーンで統一することで、大人らしいクールさを表現しました。
30代 夏におすすめ
小物やパンツでジレのカッチリ感を中和して
夏らしい、カジュアルさが印象的なスタイルを目指すなら、鮮やかなブルーのスティックパンツをアクセントにするのがおすすめです。キャップなどの小物で遊び、ブラックジレのキリッとした雰囲気を中和。ジレはコットン・麻・ポリエステル混紡素材なので、暑い時期でもサラッと着こなせます。
UVカット素材を使用したボーダーの半袖ニットは、クルーネックとVネックの前後2Wayデザインを楽しめます。コンパクトなシルエットに仕上がっているので、ジレのインナーとして取り入れれば着ぶくれを防げます。
40代 夏におすすめ
ジレ×デニムの上品カジュアルコーデ
華奢なヒールサンダルとライトグレーのジレで上品さを引き出しつつ、デニムを合わせることでコンサバすぎない洗練されたスタイルに。インナーのフレンチスリーブセーターは、二の腕をカバーしてくれる袖丈が魅力的。しなやかなアセテート混素材でできているので、品のある雰囲気が漂います。
デニムパンツにはセンタープレスが入っているため、脚長効果を期待できるのも嬉しいポイント。ジレがシンプルでシャープなデザインなので、休日のお出かけシーンはもちろん、オフィスカジュアルとしてもおすすめのコーデです。
50代 夏におすすめ
カジュアルすぎない着こなしは大人の休日にぴったり
とろみのあるトリコットジャージー素材のジレで、上品に仕上げた大人向けコーデ。50代からのコーデは、カジュアルさのバランスを考えながらアイテムを組み合わせるのがコツです。インナーにはシンプルすぎないシアー素材を合わせると一気に抜け感が出て、大人の魅力を引き出せます。
ワイドパンツを合わせることで、下半身の悩みをさりげなくカバー。パンツの柄にはかわいくなりすぎない大人の花柄をチョイスすることで、きれいめスタイルにもよくなじみます。ニットパンプスで全体を引き締め、ワンランク上の高見えコーデの完成です。
30代~40代 秋におすすめ
縦ラインを強調するクールコーデ
ジレにタートルネックセーターを合わせ、クールな印象に仕上げたスタイル。ジレとインナーを同系色でまとめることで、統一感のあるスタイリッシュな雰囲気に。セーターが首元までしっかり暖めてくれるので、肌寒い秋の季節にぴったりです。
ニットのロングスカートにごつめのショートブーツを合わせ、秋らしくかつ活動的な雰囲気を演出。縦のラインを強調できる組み合わせのため、スタイルアップ効果を狙いたいときにもおすすめです。
50代 秋におすすめ
ボリュームのあるフレアスカートがアクセントに
ミニマムデザインのミドルジレに、ふんわりとしたコクーンシルエットのスカートが好相性。全身をベージュ、ホワイトなどの明るいで色でまとめることで、ジャガードスカートの華やかさが引き立ちます。足元にはバックと同系色のブーツを合わせれば、おしゃれ上級者見えも叶います。
30代〜40代 冬におすすめ
スッキリとしたシルエットでシャープな印象を与える
ブラックのジレとパンツのセットアップにハンサムなシャツを合わせて、ハンサムな印象に。インナーの明るいブルーとブラックの明度差で、体の縦ラインを強調しているのがポイントです。首元にはパールのネックレスを合わせて、コーデに女性らしさをプラス。大人な雰囲気が魅力のコーデです。
50代 冬におすすめ
ロングジレが存在感を放つ着こなし
ベースは、シャツにワイドジーンズを合わせたシンプルコーデですが、デニムと同系色のグレーのロングジレ羽織ることで、トレンド感をプラス。ジレは太ももまで覆い隠せるロング丈なので、気になる体型もしっかりカバーできます。前を合わせてベルトを閉めるとワンピース見えするので、細身のパンツも気兼ねなく着られます。
いつものファッションにジレを組み合わせて、おしゃれに楽しもう
今回は、ジレの着こなし方や季節別のコーデについてご紹介しました。ジレの取り入れ方をマスターすれば、いつものコーデに簡単にこなれ感をプラスできます。初心者でも挑戦しやすいアイテムなので、ぜひジレを使ったおしゃれを楽しんでみてくださいね。